こんにちわ。
らんぴーちゃんです♪

新卒で就いたのは、公立学校の事務職員のお仕事でした。
契約社員時代のお話、連載・第3話です!

第1話:
ずぶの素人がひとりで会計担当?!
第2話:
板挟みから発生した、ブチ切れ事件

Excelもロクに使えませんが(汗)

図書館の会計といっても仕事の内容はいろいろでした。
いちばん多いのは、会計システムに入力して、伝票をつくること。

ほかには…。
図書館では、外国の図書や雑誌も扱っていました。
そう。外国といえば、換算レートを使います。

たしか毎日、新聞で数字を確認して、
それをExcelに打ち込んで、
毎月の平均値を出す、
というようなことをしていました。

それをもとに、外貨の図書等を買うときに使う
換算レートを決めていました。

ある日、
係長がウンウンうなっている。

そして私のところへやってきて、
集計した平均レートの表を見せるわけです。
「これ、手計算したら合わないんだよ」

は?
Excelで作ったんだよ。
合わないってなんだ???

そして私も言われたとおり検算してみると、
確かに合いません。

日々のレートは、
小数点2位までの数字。
その範囲を指定してAVERAGE関数で平均を出す。
だけど、紙に印刷して検算すると、
平均値がなんか微妙に合わないんです。

これは、Excelを使う上でみんなとおる道なのかな~
もう、頭おかしくなるぐらい検算しました(笑)

それでも分からないから、Excelが得意な人に聞いてみたんです。

そしたら、
「あ~、端数じゃない?ROUND関数つかったら?」
と。

なるほど!
たしかにわたしが求めていたのは端数切り捨ての結果。
だけど、Excelが勝手に端数を四捨五入していたのでした。

”Excelが勝手に…”
そのときはそう思ったんだよ。
なんだ、Excelつかえねーなって。

だけどそれは、
わたしが関数を使いこなせていないだけだった!!!笑

Excelと仲良くなるにつれて、
だんだんそれが分かるようになりました。

そして、Excelで計算したものも、
場合によっては検算する必要があるんだということを
学んだのでした。

そして、そのあともExcelとは、
ながーくふか〜いお付き合いになるのだけど、
それはまた、別なお話。

Excelさえそんな状況。
Accessとか…
ほんまにできんのか?!

計算が超絶めんどくさい仕事

お隣の係からくる資料で、
間違いが多かったのが、外国雑誌に関するものでした。

そのときの外国雑誌の契約のスタイルは、
1年間の金額が決まっていて、それを先払いするというもの。
会計処理でいうと支払時に「前渡金」を使います。

その雑誌の中には、
のちのち資産になるものと、
そのまま雑誌のものがありました。

だから受け入れたときに、
「前渡金」から
「仕掛品」あるいは「雑誌費」に振り替えます。
「仕掛品」っていうのは、のちに資産になりますよ、って
まあそんな意味で使っていました。

のちのち資産になるということは、
台帳を作って管理せねばならんということ…

ちょっと専門的な話になりましたが、
要は、毎月受け入れた雑誌が、
  • 「仕掛品」なのか「雑誌費」なのか
  • いくらなのか
の情報があればわたしは伝票をつくれるわけです。

で、ややこいしいのはここから。

1年間のトータル金額は決まっています。
だけど、
刊行予定冊数がころころかわる…!!!

そりゃ数タイトルなら、
毎回電卓で計算したっていいけども。
そのタイトル数100以上。

どのくらいあったのか正確な数字は忘れちゃったけど、
とにかく手計算では追いつかない数でした。
まさにデータベース案件なのです。

例えば、80,000円で契約しているタイトルがひとつあるとします。
仮に「仕掛品」として処理するものとします。

年間に80冊刊行予定。
1か月目に6冊受入れました。
すると、
80,000円 ÷ 80冊で、単価が 1,000円です。
1,000円 × 6冊 = 6,000円です。
この場合、
(借方) 仕掛品 6,000円
(貸方) 前渡金 6,000円
と、伝票をつくります。

2か月目、
年間刊行予定数が 76冊に変更になりました。
そして 5冊受け入れました。

まぁ、計算してみましょう。

刊行予定数は 76冊、
すでに 6冊受け入れているので、
残り 70冊となります。
そのうち今月 5冊入りました、ということです。

金額の方は、
総額の 80,000円から
先月の 6,000円を差し引いて、
残りは 74,000円です。

単価は、
74,000円 ÷ 70冊で、
1,057円になりますが、端数がでます。
この場合、最後の1冊が 1,067円となります。

今月の受入れ金額は、
1,057円 × 5冊 = 5,285円
となります。

2か月目の仕訳は、
(借方) 仕掛品 5,285円
(貸方) 前渡金 5,285円

…これ、やばくないですか?(笑)
ぜんぶで100以上タイトルあるのにこんな調子で。

長くなったので、次回につづきます。


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