こんにちは。
らんぴーちゃんです♪

先日読んだ本のお話です。

ネタバレNGな方は、"まわれ右!"でお願いします♪


読んだ本

ツナグ / 辻村 深月
新潮文庫 2012/8/27



辻村深月さん。
実は、今回初めての方でした。

お名前をよく見かけるので気になっていましたが、
今回は、たしか本屋さんのポップに惹かれてね。
それで裏表紙の内容から読んでみたいな~と思って、買ったのでした。


感想など

生きた人間と死んだ人間を会わせてくれる…
使者(ツナグ)。

生きている人間が、
一生のうちに死者に会えるのは1度だけ。
ツナグに依頼することはできるけれど、
会うかどうかを選ぶ権利は、死者の方にあります。

そして、死者もまた。
生きた人間に会えるのは1度だけ。

けれど、死者の方から生きた人間に会いたいと、
そう依頼をすることはかなわない。

生きた人間からの依頼を断ることはできるけれど、
その後に別な依頼がくるのかどうかはわからない。

本作には、5つの物語が収録されています。
別々な物語のように思えて、最後につながる…
そんな風に構成されています。


いや~、”死者に会える”と言えばね。
なんか甘く切ない恋の話かと思いましたねぇ~。

読み始めて早々に、そんな浅はかな自分を反省しました(笑)

最初からなかなか重く苦しい物語が始まります。

若く急死した芸能人と、その1ファンの物語。。。
亡くなった母と息子の再会。。。

そして、親友同士のお話。
これはきっとキレイに終わるんだろうと思いましたね。
しかしそうではありませんでした。

きっと人間なら誰でも。
身近な人の不幸を望んでしまったことがあるんじゃありませんかね。

「ちょっと痛い目にあえばいいのよ!」って。
わたしも過去には何度も思ったことあるね。

だけど。
その思いと。ちょっとした出来心で。
本当にその人が死んでしまったら。。。
しかも自分の殺意に気づいて死んでしまったら。。。

起こりそうで起きないだろうことが、
もし現実になったらどうなんだろう?

小説を読むと、
疑似体験できるところが面白いんだな。

わたしは、感情を入れすぎて、自分事で考えすぎて、
人相変わるぐらい泣いてしまいましたw

そして、この親友のお話は最後のストーリーにもつながります!

わたしはこの5つのお話の中では、
4つ目の”待ち人の心得”が好きでした!

人の心って、ゆらゆらと揺れ動くものだよな~と。

まず自分の気持ちがひとつではなくて。
そこに他者への思いが絡み、
他者からの声でさらに揺れる。

そして一向に定まらない。

その不安定さを埋めるのは、
淡々とした日常なのかな。

このお話にもかなり入り込んでしまい、
散々泣きました(笑)

もともと涙もろいわたくしですが、
歳とともに涙腺はどんどんゆるくなってね。
はい、今回もたくさん泣きました。

辻村深月さん。
またほかの作品も読んでみたいです!


あとがき

わたしは本当に本当に読書感想文が苦手です。

本を読むようになってから、
なにかアウトプットしなければと思いつつ。
感想も紹介も、ほとんど書けませんでした。

ついに、意を決して。
ブログで読書にふれることにしました。
やらないと絶対うまくならないと思ったから!

うまく書けるようになりたいので、
苦しいですが頑張ります。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました♡


おしまい。



みなさんに、たくさんの幸せが訪れますように...♡

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