こんにちは♪
らんぴーちゃんです。

申告期限が近付いても資料が届かないお客さんのところへ乗り込みまして(笑)

そんな前回のつづきのお話です。

前回の記事:
予想外の影響 ー前編ー

奥さまのことば

申告期限間際になっても資料が届かない!
このままだと間に合わないかもしれない!

というわけで、そんなお客さんのところへ乗り込んで行って(笑)
なんとか決算をカタチにしたのですが。。。

そろそろ失礼しようかと思ったタイミングで、奥さまから意外な話がでてきました。

「前にね、らんぴーさんが来てくれた時に、
”粗利率を上げれば、利益が出る可能性はある”
って言ってくれたでしょう?

それから、今まで"なんとなく"扱ってた商品の取扱いに気を付けるようになってね。
ちょっとでもキズがつけば単価が下がってしまうってことを意識して。

そしたら今期、
ちょっと利益出たと思うんですよね~」

と。


そういえば…

しばらくお会いしていなかったので、わたしがそんな話をしたのはたしか1年以上前のことだったと思います。
その頃、まだ担当件数も少なく、余力があってね。
お客さんの数字をどんどん分析しては熱心に話しに行ってた時期があったんです。

もちろん、今もやっていますよ。
でも、話を聞いてくれる方や、聞いたことで何か行動してくれるお客さんばかりに気持ちが向いていたように思います。

このお客さんは、まず資料が来ない時点で、そんなに数字には興味もってくれてないのかなって。
そんな風に思ってしまっていたのかもしれません。

だから、そんな話をしたこと自体すっかり忘れておりました。

もう、これは大いに反省です。

そのときどんな話をしたかというと。。。
わたしたちは数字を扱う仕事をしています。
お客さんがどうやったら数字が伸びるかという実践的な提案はできないんだけど、数字の分析は得意。

利益を出したいなら、
・売上を上げる
・粗利率を上げる
・コストを削減する
対策は、このみっつだと言われています。

これはただの足し算引き算の話なんだけど、経営者の方には”売上を上げる”ことだけに意識が向いている方が少なくありません。
だから、こんなみっつの考えがあって、これを組み合わせると利益が出ると言われてますよってお話をしています。


この会社さんの場合、長い間赤字続きでした。
コストは極限まで下げていて、これ以上削減するのは難しい。
それなら"決まってかかるコスト"を超えた粗利を出さないと、利益は出ません。

粗利を簡単に言うと、売上から仕入や外注費などの直接的な経費をひいたもの。
この粗利を売上で割ると粗利率となります。

いわゆるコストというのは、例えば人件費とか家賃とか会社の備品代とか。
売上がどう推移しようが関係なくかかってくるような費用のことです。

ざっくりいうとこんな感じです。
ちょっと専門的な話にはなりましたが、こんなことをね、奥さまにご説明したのでした。

この会社さんでは粗利率が年々下がっていて、それには材料費の高騰や値上げに踏み切れないでいたことなど、いくつか思い当たる原因があったんですね。

そんなわたしの話を聞いて、奥さまは粗利率を上げることに注目されたんですね。


そして黒字決算へ

お伺いした時点では、まだまだ未確定要素が多すぎて(笑)
ほんとに利益が出ているのかどうか断言は難しかったけど、確かによさげな数字になっていました。

そして後日。
残っていた資料をいただいて数字をまとめた結果。

ほんとに10年ぶりぐらいの黒字決算になっていた!

最終の数字を奥さまと電話で話したところ、とっても喜んでいらっしゃってね。
「忙しい中、お世話になってありがとうございました!」と。。。

わたしは経営の経験はないし、直接的な提案をすることはできないけれど。
それでも数字を分析してお伝えすることはできます。

もちろん奥さまの意識以外にも黒字決算になる要因がそろっていたことはあります。
それは奥さまも分かっていらっしゃる。

結果的に利益が出たことも、もちろん嬉しいことではありますが。

それよりも。
自分のことばがお客さんの意識や行動に、こんなに影響を及ぼすんだということ。
このことに、ほんとに驚きました。

ただただ書類を作成することに力を使い果たすんじゃなくて。
お客さんのなにか”きっかけ”になれるような、そんな仕事をしていきたいなと、改めて思ったのでした。


おしまい。



みなさんに、たくさんの幸せが訪れますように...♡

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