こんにちは♪
らんぴーちゃんです。

たまには子どもの頃の話を書いてみようかと思います。


はじめての…

私は幼稚園に通っていた頃。
とっても水が怖かったんです。

前にも動物が怖かった話を書いたことがありますが。
とにかくビビりな私(笑)

プールがめっちゃ怖かったんだよね。

でもね。
幼稚園でプールの時間を過ごすうちに。
水に顔がつけられるようになって。
水が怖くなくなって。
プールの時間が大好きになりました。

小学校に上がると、親に頼んでね。
週に1回、スイミングスクールに通わせてもらっていました。

泳ぐのが大好きで。
週1回のスイミングの日はとっても楽しみな日だった。

お母さんにスクールバスのバス停まで連れてってもらって。
そこからはひとりでバスに乗ってスクールへ。
楽しく泳いでバスで帰ってくると、お母さんがバス停に迎えにきてくれる。

そんな楽しみな日でした。


小学1年生のある日。
その日はスイミングの日。

スクールのバス停の近くにおじいちゃんが入院していて。
その日はスクールに行く前に、おじいちゃんに会いに行った。

いつも通りおじいちゃんは横になっていたけど。
なぜか親戚の人がいっぱい来ていたんだ。

おじいちゃんに会った後、いつも通りスクールへ行った。

そしてスクールから帰ってきたら。
なぜかお母さんが泣いていて。
その日はまっすぐ家に帰らず、もう一度おじいちゃんに会いに行った。

いつも通りおじいちゃんは横になっていたけど。
おじいちゃんの鼻や口には綿が詰められていて。
なぜか集まった親戚の人は、みんな泣いていた。

なんでみんな泣いているんだろう?
私にも、ふたつ下の妹にも、分からなかった。


手の神様?

次の日も、その次の日も。
親戚の人がいっぱい集まっていて、嬉しかったんだ。

でも、なぜかみんな泣いている。

そして、しきりに手を合わせている。

私と妹は、親戚の人がいっぱいいて嬉しいのに、
みんなが泣いていたから、静かにしていました。

おじさんにね、
こっそり。
「なんでみんな手を合わせているの?」
って。
ふたりで聞きに行った。

「手の神様なんだよ」
って。おじさんはそう言った。

私と妹は”手の神様”って言葉にワクワクして。
ふたりできゃっきゃした記憶があります。

今となっては、どういう意味だったのかよく分からないけれど。
でも”手の神様”という言葉は、私たちにとって特別な言葉として記憶に刻まれたのでした。


手の神様が死んだ日

おじいちゃんが亡くなったころの私には、
まだ”人の死”というものがよくわかりませんでした。

歳を重ねるごとになんとなく分かるようになって。
とにかく悲しいことなんだって。
そんな風に思っていました。

高校1年生になったある日。
おじさんが亡くなったと聞いて、家族みんなで飛んで行った。

突然だったから、みんなびっくりして。

私と妹は、おじさんの顔を見るや、
わんわん泣きました。
お坊さんから「娘さんですか?」って聞かれるほど泣いた。

その日。
おばさんから。
おじさんは自ら命を絶ったのだと聞きました。

精神を患って入院していたことは知っていた。
でも詳しいことは知らなかったんだ。
誰も話さなかったから。

おじさんは入院していた病院から抜け出して、
自分が生まれ育った家に帰ってきて。
遺書を残して旅立った。

お父さんは、お兄さんの突然の死にひどく動揺していました。

おばさんも悲しそうに、
「おじさんは私たちを恨んでいるのかな?」
って私に聞いた。

「ううん。そんなことないと思うよ」
と、必死に考えて私はそう答えました。


そのおじさんのお通夜の日。
母方のおじいちゃんが倒れたという知らせがきました。
おじさんの49日法要の直後に、おじいちゃんも旅立ちました。
そしてその年、父方のおばあちゃんも旅立った。

人の死ってなんだろう。
神さま、仏さまっているのかな。

私が仏教に興味を持つようになったのは、間違いなくこの年の経験がきっかけだったと思います。

ま、興味は持ったものの、深く勉強することもなく、その興味は仏像の方へ移っていくのですが(^^;

件のおばさんの調子が最近あまり良くないようで。
ここのところ、よく思い出す"手の神様"。


おしまい。



みなさんが、宇宙で一番幸せになることを、こころよりお祈りいたします♡


Vol. 255
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